深夜に起きた私は、薬を飲むのを忘れていたことを思い出し、2階にある自室から、1階の台所へ行こうとする。
その途中、外から何やら話し声が聞こえたので不審に思い、玄関のドアの覗き穴から外を覗く。
すると、私の家の前に、小学生くらいの少女が二人立っている。深夜にだ。
少女二人は笑いながら、
「……が、上手く行かなかったのは、この家の人間のせいだから……」
「あの2階の窓から……」
ということを喋っている。
少女達の顔は暗い。それなのに、異様に笑っているのがわかる。
普通じゃない。狂気の笑顔だ。
(うちの家に侵入するつもりだ! 殺される)
恐怖した私は、もう一度2階へ上がり、隣の部屋で寝ている母親を起こし、携帯電話で警察に連絡する。
『はい、警察です』
「すいません、私、××市××にいるんですけども、家の前に……」
言いかけた時、外から壁に何かが打ち込まれるような音と、少女の笑い声が聞こえてきた。
そこで眼が覚めた。
さっきの夢と同じで、やっぱり薬を飲むために、台所へ降りていく。
引き寄せられるように、ドアの覗き窓から外を覗くと……今度は、家の前に女子高生らしき人物が立っている。静まりかえった深夜だ。
女子高生も、やはり、こちらを見て笑っている。
私は震えながら、ドアのチェーンを下ろし、足音を忍ばせて2階へ戻っていく。
そこで眼が覚めた。
今、午前2時。
前の夢と同じで、私は薬を飲むために、台所へ行かなくてはいけない。
どうしようか迷いながら、私は今、これを書いている。
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テーマ:つぶやき - ジャンル:小説・文学
- 2006/06/14(水) 02:16:36|
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眠りが浅い時、私は金縛り(※1)に合い、現実と夢の境界スレスレな映像を見ることがある。
これは昼寝をしている時に、よく起こる。
※1…オカルトな意味ではなく、頭が起きていて身体が寝ている状態。
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- 2006/05/20(土) 15:07:49|
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睡眠中に私が見る夢は、かなりの確率でストーリーを持っている。
起きても結構、記憶に残っているので……それらを書き留めておこうと思う。
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- 2006/05/20(土) 00:27:21|
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